生活習慣病の方の口ぐせ

ピロピロピローン♪


あ、この人また来た。

そんな風に思われることなんて

もうどうでもいい。


家から歩いて数分、いつものコンビニ。

牛カルビ弁当にカップラーメン、

から揚げ棒にチョコバー、

アイスにプリン・・・


「お腹が空くからじゃないんです

なんとなく、口さみしいから」


伏し目がちでそう言う方に

病院の食事相談で

数えきれないくらい対応してきました。


糖尿病に高脂血症、高血圧。

生活習慣病の方の口ぐせ。それは、


「コンビニで・・・」

「なんとなく・・・」


管理栄養士として何とかせねば!と

色々提案してきましたが、

残念ながら、改善できる人の方が

少なかったのです。


どうして自分の身体のことなのに

主治医から厳しく言われても

止められないし、変わらないのでしょう?


「つい」食べてしまうのは、

お腹が空いたからでもなく

口さみしいからでもなく

本当は、


「心が」さみしいからじゃないのかな・・・?


患者さんを前に、

私はいつもそう感じていました。


あなたにとって

食事って何ですか?


彼ら(彼女ら)に共通しているのは

食事が「作業でしかない」 ところ。


お話を伺っていると、幼いころに

「残しちゃダメ!全部食べなさい!!」と

食べることを強要されたり、

家族そろって食卓を囲む温かい経験が

なかったりすると、

こうなってしまう傾向が

強いように感じました。


「何を」食べるかだけでなく

「誰と」「いつ」「どこで」

「どんな風に」食べるか。


こういう「体験」が、

一生の健康を支える上で

じんわりと影響を及ぼします。


じゃあ、お母さんは毎回心を込めて

手の込んだお料理を作らなきゃダメ?!

それもまた、違いますよね!!


手の込んだ料理=愛情ではありません。


堂々と手を抜けばいい。

品数は少なくていい。


大切なのはいつも言っていますが

一緒に楽しむこと。


これが何よりのごちそうです。


生活習慣病なんてまだまだ先のこと、

なんて思ってはいませんか?


2014年の調査ですが、

ある県の小学4年生を対象に行った血液検査で、

生活習慣病に関係する脂質、血糖値、肝機能の

数値に異常が見られた子どもの割合は

なんと10%にも達していたそうです。


10人に1人の子どもに、

すでに生活習慣病のリスクがあると

いうことです。


台所と食卓で、温かく優しい時間を

過ごすことが、

食事を大切にできる大人になることに

繋がるのだと

私は考えています^^


無料メールレッスンご登録はこちらから↓

楽ちんキッチンマスター

楽ちんキッチンマスターとは、親子で台所しごとをカンタンに楽しく身につけて 台所から、親子の自信と自立のタネを育む方法です。 五感全てを使う、記憶に残りやすい台所で、笑顔であたたかい時間を過ごしながら お子さんが一生台所で困らないよう、ひとりで一汁一菜でバランスのとれた食事を つくれるようになることを目指します。

0コメント

  • 1000 / 1000